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学生ライターとして福島のリアルな情報を取材・発信する 七海未音さん【Youth Finder】

自分の考え・手段で何かをしたいと思っている人・挑戦している人が福島にはたくさんいる。
「Youth Finder」では、様々な活動をしている、福島県出身・在住の若者(10~20代)をピックアップしていく連載企画です。

11人目は、「real local 郡山」の学生ライターとして福島のリアルな情報を取材し、記事にして発信する七海未音さん(22)。
まちを取材する中で、まちを見る姿勢が変わり気が付いたら福島が好きになっていたという七海未音さんに話を聞きました。

現在の活動について教えてください

real local 郡山」というwebメディアで学生ライターとして活動しています。

「real local 郡山」とは、郡山をはじめとした福島県のローカルな情報を発信するwebメディアです。
県内の学生と社会人がメンバーとして集まり活動しています。ライターそれぞれの興味や関心に沿ってリアルな情報を発信することが特徴です。「real local 郡山」では、記事の発信だけでなく、これまで取材させていただいた方と一緒に「清水台つくしまつり」というイベントを開催したり、「ふくしまヤタイ」の貸し出しなども行っています。

現在の活動を始めた”きっかけ”を教えてください

昔から「文章を書くこと」が好きでした。
この好きなことを活かせる活動が身近にないか探していたところ、「real local 郡山」の存在を知り、活動に参画しました。

活動を始めて変化したことはありますか?

まちを見る姿勢が変わりました。
活動を始めるまでは、地元である福島・郡山に対する愛着は正直なかったんです。
活動の中で、いろいろな場所に取材に行ったり、まち歩きをしたりすることで、これまで見えてこなかった地元の魅力を発見できました。
気づけば地元を好きになっていて、これまでは、「まちを見ようとしてこなかっただけなんだ」と気づかされました。

あとは、自分に自信が持てるようになりました。これまで何か自分から行動を起こした経験はあまりなかったし、得意なことも特にありませんでした。でも、自分で選んで行動して、自分の力で取材をしたり、イベント運営に携わったりすることで、「私にもできることがあるんだ」と思えるようになりました。

人生に影響をもたらした”モノ”

朝井リョウさんの「武道館」という本です。

アイドルが武道館のステージを目指す物語なのですが、この物語には思わず書き留めたくなるような言葉がたくさん出てくるんです。
中でも印象的なのが、「何かを選んで選び続けて、それを一個ずつ、正しかった選択にしていくしかないんだよ。」というセリフ。この本を読んでから、自分のした選択が「正しかった」と思えるような行動をしよう、と常に意識するようになりました。

大学生で福島に残ったこと」は今でも正しかったと思えます。
高校生のときは、地元に残る選択を進んでしたわけではない。なんとなく残ったけど、都会に憧れもありました。でも、ローカルメディアの活動をしたり、大学の研究で地域に関連するものをやってみたり、せっかく福島にいるからこそできることに挑戦した4年間でした。

福島の印象を教えてください

福島は多様性があるところが魅力だと思います。面積が広いからこそ、天候や文化、方言も場所によって変わります。県内でも、普段行かないところに行くと非日常を感じられたり、訪れる先々で知らないことに巡り合ったり、飽きのこない場所だと思ってます。

今後の展望/目標を教えてください

4月から社会人になるので、学生ライターは卒業となります。そして、大好きな福島を離れて東京で生活を始めます。

でも、「福島が好き」という気持ちはずっと変わりません。離れた場所にいても福島のことは忘れませんし、「real local 郡山」でできたつながりや縁はずっとずっと大切にしていきたいです。

東京ではたくさんの人から刺激をもらいながら、新しい価値観や考え方を吸収して、一回りも二回りも大きく成長していきたい。そうなれるよう、いろんな人と話をすることを意識していきたいです。

※2022年3月に取材した記事になります

プロフィール

名前:七海未音
出身地と在住地:福島県出身・東京都在住
趣味:カフェめぐり、ドラマを見ること

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