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フリーマーケット「germer」を通じ、おしゃれで魅力的な福島の未来を描く 齋藤莉乃さん【Youth Finder】

自分の考え・手段で何かをしたいと思っている人・挑戦している人が福島にはたくさんいる。
「Youth Finder」では、様々な活動をしている、福島県出身・在住の若者(10~20代)をピックアップしていく連載企画です。

14人目は、フリーマーケット「germer(ジェルメ)」を開催し、将来は自分の店を持つことを夢にする齋藤莉乃さん(24歳)。
服を通して、人との交流、新たな考え方を得て、新しい感情が芽生えはじめたという齋藤莉乃さんに話を聞きました。

現在の活動について教えてください

不定期開催で行っているフリーマーケットgermer(ジェルメ)の運営をしています。今年の8月に初めて1回目を開催しました。自分の私物をはじめとして、服好きな友達に声をかけ、出品していただきました。1回目は2日間にわたり地元のシーシャカフェの一部をお借りし、延べ50着程の服をお客様のもとに繋げることができました。今の感想としては本当にただただ楽しかったし、あの空間が心地よかったなあと思っています。今後は1回目の反省点も活かしつつもっともっとフリーマーケットgermer(ジェルメ)について知っていただきたいですし、大きくしていきたいと思っています!!

germer(ジェルメ)の意味はフランス語で「思想、感情が芽生える、生じる」という意味です。フリーマーケットを通して、服を手に取り、自分のものにしていただき、今までになかった新たなファッションを楽しんでいただきたい。そして私自身も大好きな服を通して、人と人が交流し、ファッションに対する新たな考え方や、感情を芽生えられるきっかけにしたいという想いが込められています。

現在の活動を始めた”きっかけ”を教えてください

フリーマーケットgermer(ジェルメ)を始めたきっかけは、ただただ”服が好き”ということです。
休みがあれば古着屋さんやセレクトショップに服を見に行きます。毎日服のことを考えています。多分衣食住で1番服にお金をかけてますね笑 そうなってくるとやはり着なくなる服はどうしても出てきます。もちろん今流行りのメルカリとかもやってましたが、なんか物足りなさとつまらなさ、そして何となく服に対する大切さが薄れてきてるなと感じたんです。

私自身ここ最近は服を購入する時は、オンラインよりもお店に行き、店員さんと会話をし、服を触り、試着を楽しんで服を買います。そのお店の雰囲気とか店員さんから話を聞いて得られる服の知識とか熱量とか込みで服を購入したいんですよね。そうすることでなんか1着の服に対する愛情がかなり湧き、欲しかった服がさらに魔法がかかったようによく見えるんです! そんなこんなで、服を購入している一消費者として自分たちの着なくなった服を人と人の対面でシェアできる場所があったら楽しいんではないかなと思い、フリーマーケットgermer(ジェルメ)を企画しました。

もう一つは少し真面目な話になりますが、ファッション産業は製造過程において環境に与える影響が大きく、服を購入する私たち消費者から意識を変えていくことが求められているのではないかと思っています。持続可能なファッションの取り組みを考えた時に、私たち消費者にとって1番身近であることは、服のリユースであると考えます。服をリユースすることは、微々たることかもしれませんが、環境に配慮した取り組みに貢献できると思います。服を服のままリユースし続けることが最も効率的で環境に優しいと考えます。 私はファッションを楽しむ一消費者として、ファッションの今後の課題に向き合い、私たち消費者にできることから始めて行きたいと考えています。

活動を始めて変化したことはありますか?

変化したことはコミニティが確実に拡がりつつあることと、自分の服への想いがさらに強まったことです。 まだ駆け出しですが、服から派生して確実に人と人の繋がりが増えました。友達をはじめとして、1回目のフリーマーケットgermer(ジェルメ)に来ていただいたお客様、出品者には大変感謝しております。コンセプトにも掲げていることなので、服から派生して新たな感情が芽生え、新たな繋がりが増えることは私にとってとても特別なことであり、とても喜ばしいことです。まだまだこれからです。0から1をはじめたばかりです。今後さらに良いものにできるように精進して行きます!germer(ジェルメ)って少し読みにくいと思うので、名前を間違えられないくらい知られていけたらなって思ってます笑

人生に影響をもたらした”モノ”

今パッと思いつくのがやはり地元のセレクトショップですね。私がここまで服を好きになったのは紛れもなく地元のセレクトショップを通うようになったのがきっかけだからです。必ずお店に行ってお話しして、試着するとほんとに全部よく見えてくるんです。全て買いそうになるので、ほんとに大変です笑 あれは特殊な魔法かけられてますね笑 そしてそこで働く先輩方は熱い想いをお持ちで素直にカッコ良すぎで、リスペクトしてます。 そんなこともありながら私もフリーマーケット(germer)はまず地元福島で開催することに重きを置いています。

福島の印象を教えてください

学生時代関東に憧れを抱いたこともありましたが、気づけば24年間福島に住んでいます。今回一旦住まいを仙台に移しますが、フリーマーケットgermer(ジェルメ)は福島で続けて行くつもりです。

福島って何がいいって温泉が近くにあること、自然が身近に感じれること、ご飯が美味しいこと、スキー場もすぐ行けること…あげたら何時間も語れます。学生の時は何もないなあとか思う時もありましたが、何もないなりの遊び方、満喫の仕方ってのが大人になると自然とわかってくるもので、その良さに気づいてしまうんだなと。 そして1番言えるのが人があったかい。地元の人だからそう感じるかもしれないですが、ほんとうにあったかいですよね。今回のフリーマーケットの企画に関してもそうですが、宣伝をはじめとして快く協力してくださったりと本当に皆さんの暖かさを感じ、私は本当に周りの人に恵まれてるなとひしひしと感じます。

福島って何もないからこそ、福島で新しいことを創り上げるのはとてもチャンスだと思っています。 福島ってとても良いとこなんです!!その良さをフリーマーケット(germer)を通してなんて知っていただけたら幸せなことですね。

今後の展望/目標を教えてください

今後もしばらくは、定期的にフリーマーケットgermer(ジェルメ)を開催して行き、服に関わることは積極的に行っていきます。 そして、最終的にはフリーマーケットgermer(ジェルメ)から派生して、自分のお店を作ることです。まだあまり言ったことがないですが…自分の夢の一つです。地元でかっこいい先輩方のようにかっこいいお店をいつか作りたいですね。感度が高い先輩方、同級生たちとおしゃれでかっこいい福島市を作っていくそんな未来を毎日想像してます笑

プロフィール

名前:齋藤 莉乃
出身地と在住地:福島市出身 現在仙台市在住
趣味:美味しいご飯屋さんを探すこと 特技:どこでも寝れる

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