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素晴らしいコーヒーとの出会い【Coffee Lover】

コーヒー革命

忘れもしない大切なコーヒーとの出会いは3年ほど前の2020年に遡る。

仕事の関係で郡山市へ異動になったばかりのときだ。初めての部署で慣れず、体調もすぐれない状況。

そんな中、仕事帰りにふらっと寄ってみたのが郡山市にある浅煎りスペシャルティコーヒー(※)を扱うOBROS COFFEE。

静かな店内で出された一杯のエチオピアのコーヒー。

カップの中には赤茶色で透き通る綺麗な液体が輝いていた。香りはとても華やか。一口、口にしてみると、衝撃が走った。柑橘類のようなフルーティーさ、お花のような香りが長く続き、苦味がなくすいすい飲めてしまう。これがコーヒー?コーヒーなんだ…ととても感動がとまらなかったことを今でも鮮明に覚えている。すぐれなかった体調がすっかり元気になるくらいだった。

店主の落ち着いた丁寧な接客とは対照的に内心は激しく揺さぶられ、落ち着いてなんかいられなかった。コーヒー革命である。

※コーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさ(際立つ印象的な風味特性、爽やかな明るい酸味特性、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていく特性を持ち、種子からカップまでの総ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底していること)であり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒー(SCAJの定義参照)

「OBROS COFFEEさんでの一杯」

スペシャルティコーヒーの素晴らしさと楽しさ

その日以来、スペシャルティコーヒーを扱うお店に通うようになる。

いろいろなコーヒーを飲むようになると、どれも風味の特性がはっきりしていることに驚く。コーヒーは、黒くて苦いものという印象が覆った。フルーツなどの食べ物に例えて表現するくらい豊かな、様々なフレーバーのある個性を持つ液体なのである。

店主によると、コーヒーの実の中の生豆を取り出す工程(生産処理)の種類も風味に影響しているという。それまでの人生で生豆にまで思いを馳せたことがなかった…面白い!焙煎中の豆のようにパチパチと胸が躍り高鳴った。

もっともっとコーヒーのことが知りたい。美味しくコーヒーを淹れたい。美味しいって何だろう。コーヒーへの探求が始まる。

それからというもの器具を一とおり揃え、2022年には、日本のスペシャルティコーヒーの統一的な見解を学びたいと思い、コーヒーマイスターの資格を取得した。

淹れ方を検証したり、味覚を鍛えたりもしたい。コーヒーはなんて奥が深く楽しいんだろう。

コーヒーから広がる世界

コーヒーについて学んでいくと、コーヒーは、歴史、経済、環境、文化、化学…様々な分野に繋がっていることがわかり、視野が広がっていく。しかし、それだけではなかった。

ありがたいことに今回の執筆もその一つだ。コーヒーの美味しさや楽しさを教えてくださる尊敬するバリスタの方々やCoffee Loverたちとの出会いがあったり、身近な人にコーヒーを淹れる喜びを知ったり…私にとってのコーヒーは、自分だけのちっぽけな世界から抜け出し、日々の生活に幸せと楽しさという潤いまでをももたらしてくれるものになっている。

おわりに

今後もコーヒーと楽しく過ごしながら、何らかのかたちでスペシャルティコーヒーの素晴らしい魅力を伝えていきたい。最近では、ゆくゆくは自分のお店を持ちたいと夢みがちになっている。

コーヒ―には人生を変えてしまうほどの魅力がいっぱいである。ぜひみなさんも身近なスペシャルティコーヒーを扱うお店に足を運んでいただきたい。きっと素晴らしい風味特性を持ったコーヒーとの出会い、そして感動体験が待っているだろう。

この記事で、少しでもスペシャルティコーヒーに興味を持っていただけたら幸いだ。

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Miyako

仙台市出身。郡山市で素晴らしいコーヒーと人々に出会い、郡山市に魅了されている。郡山写真部員としても活動。

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