フリーマーケット「germer」を通じ、おしゃれで魅力的な福島の未来を描く 齋藤莉乃さん【Youth Finder】
僕がワインを飲むようになった理由、それは「出会い」があったから。
ワインにハマるきっかけとなった日も「どこに飲みに行こうか?」と悩んでいる時に偶然頭に浮かんだ車で通る度に気になっていた店に行ったから。その現場となった、新潟の駅前から少し離れた「小さな家庭料理屋とワインの店」に行ったのが2年前のこと。
その店には、ワイン好きが集まって、テーブルにはお洒落なワインボトルをたくさん並んでいた。
ワインを全く知らなかった僕は手探りに注文をして、味もよく分からずに飲んでいた。味について、どう表現したらいいか分からないけど「なんか美味しいな〜」くらいに思いながら(笑)
その時、隣に座っていた男性が「ワイン好きなの?これめちゃくちゃ美味しいんだ。良かったらこれも飲んでみない?」と話しかけてくれ、そのやり取りでワインと繋がれたのが僕にとってとても大きく、今思い返すときっかけだと思う。
居酒屋ではよくある光景。席が一緒になった人にお酒を奢る「好きなの飲みなよ!」みたいな。もちろんそんな光景も大好きだが、自分が飲んでいて美味しいと思ったそのお酒を良かったら飲まない?と僕のグラスに注いでくれたことがすごくうれしかったのを今でも覚えている。
そこから少しずつお酒を飲む時に「ワイン」を飲むという選択肢ができて、今ではひとりでワインを求めて飲み歩きするほど、どハマりしている。
「大人の飲み物」、「お洒落」、「高い」、「難しい」ワインに対するイメージや考え方は人それぞれだと思う。
でも、僕にとってのワインは繋がりから始まって今も変わらず繋がりになっている。
最近では、少しずつ味の違いやワインの奥深さを楽しめるようになってきたが、あの日、隣の席で飲んでいたかっこいい大人たちと話したい、自分もかっこいい大人になりたい。という思いはどこか持っている。
ワインを難しく捉えようとする人が多いけど、僕はワインだからと言って難しく考える必要はないと思う。現に僕は難しく考えていない。だって、なにも知らずにただ楽しむっていうのもありじゃない?
「ワクワクしたい」ずっと思っている。でも、「ワクワク」って一体なに?考えることがあった。この記事を書いてて気付いたのは「憧れ」は「ワクワク」だ。