高平響 にとってのふくしま 画像

仙台から車で約1時間で到着する福島は、数年前まで住んでいる街だったが今では「たまにふらっといきたい街」になった。

時間をかけてでも足を運びたい店があって、会いたい人が福島にはいる。

まず、食堂ヒトト。

季節の野菜をたっぷり使った優しい定食を食べに足を運ぶ。日によって料理が違うから、今日はどんな定食なんだろうといつも楽しみだ。私は必ずひとくち車麩カツを定食につけてもらうのだが、家ではなかなか出せない味なのでいつか作り方を聞いてみたいなと思っている。そういえば、食堂ヒトトでは定期的に料理教室を開いているじゃない。それに参加すれば優しい味の秘訣が聞けるだろうか。時間が合ったら参加してみようかな。

食堂ヒトトでお腹を満たしたら、次に向かう場所はカルムコーヒー。

あまり混んでいない日に行ければ、ペいさんこと店主の安齋さんとゆっくりお話しできるからすごくラッキーだ。偶然、奥さんが居る日に行ければもっとラッキー。安齋さん夫妻が淹れた珈琲と作ったスウィーツが好きで行くのはもちろんだが、この2人に会うのも目的のひとつ。仕事の話や子供の話、近況報告をするゆったりした時間が心地いい。気づいたらマグカップが空になっている時があって、時間が許せばおかわりを、そうでなければテイクアウトにもう一杯注文するのが私のお決まりのコースだ。

福島に住んでいた時は、いつでも行けるお店、会いたい時に会える人だったのに、今は環境が変わってなかなかそうもいかないのが少し寂しい。

でも、「ちょっと時間あるから福島に行ってみようかな」そう思ってふらっと車で福島に行く身軽な行動も好きになってきた。

どんな時に行っても優しくゆったり迎えてくれる福島は、私にとってセカンドホームと言ってもいいかもしれない。

高平響のInstagram

CATEGORY
LIFESTYLE
HASHTAGS
福島カルムコーヒー私にとってのふくしま

WRITER

高平響の写真

高平響

2000年宮城県石巻市生まれ。仙台市在住。 ウェブライター。ラジオパーソナリティ。 2017年からDate FMにてラジオパーソナリティとしての活動をスタート。現在は同局で毎週日曜日9:15からオンエアの「GARDEN」を担当。カフェ巡りが趣味。

LET ME KNOW

おすすめ記事