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喜多方の魅力を喜多方ラーメン以外で発信したい 小荒井麗さん【Youth Finder】

自分の考え・手段で何かをしたいと思っている人・挑戦している人が福島にはたくさんいる。
「Youth Finder」では、様々な活動をしている、福島県出身・在住の若者(10~20代)をピックアップしていく連載企画です。

13人目は、”喜多方のどこかで撮れる”写真をSNSで発信する「キタカタ」の運営をする小荒井 麗さん(21)。
「デザイナーとして喜多方のまちづくりに関わりたい」という目標を持ちながら活動を続ける小荒井 麗さんに話を聞きました。

現在の活動について教えてください

Instagramで、すべて喜多方で撮った写真を「キタカタ」というアカウントで投稿しています。

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喜多方ラーメン以外の魅力を魅力的に伝えるために、喜多方ラーメンの投稿はありません。
意図的に載せようとしているわけではありませんが、魅せたいものが多く、必然的にそうなっています。

メンバーは、同じ高校の同級生と後輩の5人です。 投稿されている写真は、ほとんどすべてメンバーで撮ってきたものです。
写真選びや、キャプション書き、ストーリー作成など、メンバーで分担して進めています。

1度でも喜多方を訪れてくださった方、喜多方ラーメンを食べに来てくださった方が、「また喜多方に行きたい」、喜多方出身で現在は他の地域で生活している方が、「喜多方に帰りたい」、喜多方にまだ行ったことのない方が、「喜多方に行ってみたい」、そう思わせられるようなアカウントを目指しています。

投稿では、撮影場所を記していません。
すべて喜多方で撮れることだけを明記して、具体的な場所はみなさんに喜多方を歩いて探してもらうためです。(今後方針を変えようか迷っていますが、今はそうしています)
最近5か月ほどのブランクを経て再開しています。

現在の活動を始めた”きっかけ”を教えてください

大学に進学してから、自己紹介で喜多方と言えば「喜多方ラーメン」は必ず出てきていましたが、
そればかり言われると、「喜多方にはラーメン以外にもたくさんの魅力があるのに、、」と思うようになりました。

また、単純に喜多方を外から見ることができたことで、喜多方の、ラーメン以外のたくさんの魅力に気づくことになり、それを発信しようと考え始めました。そのころ、ちょうど私が「SFF|福島人が集まる集会所」に所属していたことがきっかけで、高校の後輩にInstagramのDMで声をかけていただき、喜多方にある喫茶店「ぬりの里」で話すことになりました。
そこでその方と「喜多方の発信に興味がある」という話で盛り上がり、早速Instagramアカウントを作って活動を始めました。これが昨年3月から4月の出来事です。
なので、活動を開始してから1年が経ちます。(Instagram最初の投稿は、2022年4月1日)

活動を始めて変化したことはありますか?

喜多方で何かをしたい、という気持ちが強まった気がします。
この活動を始めてから、自分自身が喜多方について知ることになりましたし、なによりこの活動を見てくださった周りの人たちが影響を受けて「喜多方に帰りたくなった」「喜多方に行ってみたくなった」「私も何かを頑張りたくなった」という言葉を届けてくださって、それらが私にもいい影響を与えています。それもあって「もっとたくさんの人に喜多方を知ってほしいな」「もっと喜多方に関わる人を増やしたいな」と単純に思いました。
今活動していることはほとんどすべてこれが動機になっていると思います。

人生に影響をもたらした”モノ”

普段からあまり”モノ”に影響されることが少ないな、と気づいたので、、
大きく2つあります。

①デザインです!概念ですみません
もともと中学生のころから大学2年生まで、ずっと公務員志望だったのですが、デザインに出会い、デザイナー志望になりました。
そもそも公務員を志望していたのは、「まちづくりに関わりたい」「地域のために、地域の人の身近で何かがしたい」というのが理由にありました。それを実現できるのは公務員だけだと思っていましたが、家族の旅行で福島市に行った際に、喜多方を紹介する紙媒体がなんだかさえないかも…(制作者の方に失礼ですが当時実際にそう思いました)と思い、「喜多方の魅力を発信する仕事に関わりたい」と思うようになり、出版社や雑誌編集、チラシや表紙のデザイナーなどの職業に関心が高まりました。

ちょうどそのころ、新潟で開催された地方で活躍するデザイナーが登壇するトークイベントに参加し、「デザイナーとしてまちづくりに関わることもできるのか」と、デザイナーという職の幅広さに魅了され、そこからデザイナー、特に「ビジュアルだけでなく、サービス全体に関わるようなデザイン」を用いて仕事をしたい、というように夢が変わっていきました。


②私の相談に乗って下さった皆さん
普段から、なにか困ったときにまずは「自分がどうしたいと思っているか」を考えてから、誰かに相談するようにしていました。そのたびに、私に新しい視点、生き方を魅せてくださったみなさんに本当に感謝しています。
目指す職業が公務員から民間企業に変わったのも、デザインへの興味も、デザイナーになろうと思ったのも、就活をやめてみたのも、すべて誰かとお話ししたことがきっかけでした。
こんなに楽しい生活になるとは思ってませんでした。

福島の印象を教えてください

福島というと震災という言葉がすぐに結び付けられがちだと思うのですが、私の地元喜多方市では大きな被害が無かったこともあり、私にとってその印象はかなり薄いです。
これを踏まえて言うと、単純に「一番落ち着く場所」です。生まれた土地だから、というのが理由の大部分を占めているとは思いますが、どんなに素敵な場所に行っても、やはりふと帰りたくなります。この、「ふと」で出てくる場所は本当に落ち着く場所だと思っているからだと思ってます。 最近は特に、喜多方を含めて福島の人と関わることが増えてきたので、ますます帰りたいですし、「ここでなにかしたいな」と思わせてくれます。
早く戻って仕事と生活ができるように頑張ります!

今後の展望/目標を教えてください

ひとまずの目標は、「デザイナーとして喜多方のまちづくりに関わる」ことです。

その目標のために、もっとデザインを勉強して、実践したり、まちの人とたくさん関わったりをしていきたいです。
現実的なことを言うと、直近はお金になるような仕事を生み出す必要があります!

プロフィール

名前:小荒井麗
出身地と在住地:喜多方市出身 現在新潟市在住
趣味:読書 特技:ポジティブシンキング

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喜多方デザイン

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