無添加にこだわった弁当販売と料理教室を行う 高橋和希さん【Youth Finder】
沖縄から福島へ行くと決まった時は、
「福島ってどこにあるの!?北関東!?」
「原発のあるところに、わざわざ行くの?」
って、みなさん福島に対して、どんなイメージなんでしょう。 4年前に言ってきた人に、言いたいです。 「福島は、最高の場所だよ!絶対好きになるよ!」ってこと。
引っ越してきた理由は、たまたま仕事だったから、ってのが本当のところで 確かに、福島駅前「なにもないじゃん」って愕然としました。
でも、実際に住んでみると、
浜通り・中通り・会津、それぞれに魅力があって、すぐに好きになりました。
なので、福島に行こうか悩んでいる人、不安な人がいたら、 「とりあえず、グダグダ言わずに、訪ねてみたら?住んでみたら?」 って、声を大にして言いたいです。
そして、福島の方たちからは、 「沖縄の方がいいでしょ~。なんで、わざわざ福島に?」 「福島って、何もないでしょ」って(何度言われたか、数えきれないです)。
福島の人は、福島の綺麗な景色を、悲しいほど見慣れちゃってる気がします。
春・・・満開の桜。咲いてもいない桜の木の下で、お花見もしました。 夏・・・青空と大きな山に、湖、田んぼの風景。風を感じながらのツーリング。 秋・・・磐梯吾妻スカイラインから見る、満天の空。舞い散る紅葉。 冬・・・冷んやりとした風に、真っ白い雪。スノボ合宿に、温泉。
てか、いつまで雪、降ってんの?早く春にならないかな? って、私自身、福島の魅力をたっぷり味わい、だいぶ、見飽きちゃいました・・・
だから、私の愛する福島を「なにもない」なんて言わないで欲しいんです。
もっと自信を持って、自慢しちゃっていいと思うんです。
きっと福島のみんなも、とても優しい福島の風景に、 綺麗でも、お腹いっぱいで、満足している状態なんじゃないかなって思います。
最後に「人は出会った人で、出来ている」って尊敬する人の言葉。 仕事で出会った人たちから「震災を乗り越えて一生懸命に生きてる人」の話をきいたり、 プライベートで出会った人たちと、お酒を飲みながら、馬鹿な話をして、爆笑したり。 今は、福島を離れたけれど、私の中に、福島のみんながちゃんと、存在しています。
一人の人が一生のうちに、人と出合う確率は、0.0004%なんだそうです。 そう考えると、知らない土地で、知らない人と出会って、知らないことを知る、なんかすごい奇跡。
また福島に帰ったら「んだからぁ!!」って、語り合いたいです。 ちなみに、沖縄の方言では、同じ意味のことを「だからさぁ~」って表現するんですよ。
だまされたと思って、一度、福島に遊びに来てください♪ きっと「なにかがある」と思います。