Episode2. 「僕たちがやりたいことをやろう」
私は、福島の大学に通う大学4年生。
餃子とビール、サッカー観戦が好き、vaseでラテアート練習中。
私にとって福島は、考え方を広げてくれる場所。
大学1年生、2年生
大学進学を機に、福島で生活することになった。
現在通っている学校は第一志望ではなかったし、漠然と関東に出たいとも思っていたため、福島に来ることには前向きではなかったというのが、当時の正直な気持ちだった。
大学1,2年生は、よさこいサークルに入って踊ったり、海外で家を建てるボランティアに参加したり、毎週のように東京に遊びに行ったり、自由に過ごした。その頃は、福島そのものを好きになるというよりは、福島で出会えた人が好きで、「私は福島に、人と会うために来たんだ」と周囲に言いまくっていた気がする。ただ福島で出会えた皆が好きなだけで、福島にはさほど思い入れも愛もなかった。
入学してすぐ、山形で育った私からしたら福島はちょっぴり都会に感じていたが、関東に遊びに行くとちっぽけに感じた。関東に住む友達から「福島に会いに行くよ」と言われたこともあるが、「福島何もないから私が行くよ」と答えるのがいつもだった。関東からわざわざ来てもらって福島何もないと思われるのが嫌だった。
転機
大学3年生の9月からvaseで働くことになった。もともと映えのようなものは苦手だし、写真を撮るセンスもあまりなく、カフェはどちらかというと好きではなかった。そんな私だったが、そのコンセプトに惹かれてvaseのバイトに応募することを決めた。店長とお話させてもらって、運良く一緒に働けることになった。
Vaseコンセプト(以下引用)
Wantを叶える空間を提供し
訪れる人が主役になれる空間を作ります
人が集まり、繋がり、夢につながる
Vaseは
多くの種(人や夢)を受け入れる花瓶(空間)となり
水(交流・刺激)が注がれることで
十人十色の花(発見や実現)を咲かせます
こんなん絶対素敵な人たちが集まってくるに決まっていると、あの時、このコンセプトにびびっときて、応募した私を褒めてあげたい(笑)これまで来たことがある人もない人も、ぜひvaseでお話ししましょう~~ 私はFoodのBがおすすめです♡
Vaseで働いてから私は、出会いが増えた。しかも、同年代ばかりではなく、年上のお姉さん、お兄さんたちにも。私は、新しい人と出会って、その人の考え方を聞くのが好きだ。
似たような考えをする人はたくさんいるが、全く同じ考えをする人はいないから面白い。同じような景色を見ているのに、その人が生きてきた背景、知識で見える景色が変わる。人って面白いなあっていつも感じる。ますます福島の人に魅力を感じ、そこから福島そのものに魅力を感じるようになった。それは、福島には魅力的なお店が、魅力的な人がたくさんいることを知ったから。そして、自分の店だけにとどまらず、福島をもっともっともっと魅力のあるまちにしていこうと動いている人がいることも知ったから。都会と比べたらお店も人も、高層ビルだってもちろん少ない。けれど、福島には何もないと思っていたのが、これもあるあれもある、そう思えるようになった。カフェもコーヒーも大好きになった。
福島に友達を呼べるようになった。福島に住んでいない友達に、福島を知ってもらいたい、福島にいる素敵な人を紹介したいと思うようになった。福島には愛に溢れた素敵なお店に、素敵な人たちがいる。想いやこだわりを持って働いている。素敵なんて言葉でまとめてしまうのがもったいないくらい。行きたいお店がまだまだたくさん。
自然だって最高だ。
春夏秋冬で色を変える福島の景色が大好きだ。
終わりに
福島は、あたたかい人が多い。
文章を書くのはそんなに得意じゃないからわたしの想っていることが伝わったのか定かではないし、自分が何を書いているのかよく分からなくなってしまったけれど、私にとって福島は、考え方を広げてくれる場所、とてつもなくあったかくてわくわくする場所、安心する場所、帰る場所。福島に来て本当に良かった。