齋藤 友希 から見た 「Vase」
私は、福島県福島市生まれの21歳です。
現在は埼玉で大学に通いながら1人暮らしをしています。私にとって福島ってなんだろうなぁ、と考えたときに思ったのは、「おかえり!と言ってもらえる場所」だと思っています。1人暮らしをして3年目だけど、なかなか「おかえり〜」って言われる機会がなくて、帰省をするたびに、家族友達いろんな人から嬉しそうにおかえり〜!と、言われるのが私もすごく嬉しくて、そのたびに私が帰れる場所だなぁ、帰ってきて喜んでくれる人がいるんだなぁ、と改めて感じます。
実家を離れて、1人暮らしが寂しい!とかではなくて、今の生活も毎日が新しいことに溢れていてすごく楽しいんです。私が好きな服もご飯もお酒も音楽も全部が揃っていて「今日何する?」の選択肢に困るくらい沢山の楽しいに溢れています。
福島は、高層ビルやすぐにくる電車、人が溢れるネオン街、巨大なショッピングモールやディズニーランドはないけど、
目の前に広がる大自然、空気が澄んでいること、果物が美味しいこと、地酒が美味しすぎること、いつも自転車で行った800円くらいのラーメン屋さん、顔を覚えてくれている店長がいる居酒屋、おばあちゃんとおじいちゃんがやってる純喫茶…いろんな場所に思い出があって、ほんっっとうにたまらないくらい愛おしくて大好きな場所です。
ありきたりだけど、離れて分かる愛しさようなものを強く感じています。
私は大学を卒業後、福島には戻らず、関東で就職するつもりです。福島が地元で、帰れば「おかえり」って言って待っていてくれる人がいるだけでまだまだ頑張れるような気がするし、どこまでも行けるような気がしています。
まだまだ何もできていない私ですが、勝手に地元、福島を背負って、挑戦して、成長して行きたいです。