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伊藤 愉快にとってのふくしま

ふくしまってどんな町?

 福島で生まれ育って、23年間。福島がどんな町なのか、考えたことがなかった。大学進学と同時に福島を離れ新潟へ行った時、初めて福島はなにもない場所だったなと感じた。でも、気が付いたら就職と同時に福島に帰ってくることになっていた。別に福島に帰りたいと思ったことはなかったし、周りの友人はほとんど福島を離れているのを知っていたから帰っても楽しみがないと思っていた。福島に帰ってきたのには、本当に大した理由はなく”なんとなく” ”とりあえず地元だから” ぐらいの理由だった。
 そうして、二度目となる福島での生活が始まった。”なにもない” ”楽しみがない”と思って始まった福島での生活、改めて約1年生活して思ったことがある。 「ふくしまは、ちゃんとおもしろい」

ちゃんと知ることで、ちゃんと楽しくなる

 高校生までの楽しいは、カルチャーパーク・テーマパークや大型ショッピングモールのような非日常感が味わえる場所で遊ぶことだった気がする。福島にはそんな場所がない。確かに、高校生の時は非日常を求めて電車に乗って郡山か仙台まで遊びに行っていた。だからかな?そこで「こんな楽しい場所が近くにある街に住んでみたい」という漠然とした憧れを持ち、福島を離れる選択をするようになるのは。
 まぁ、僕もそのひとりかもしれない。でも、僕は偶然にも福島に帰ってきて福島の楽しさに気が付くことができた。それも偶然だけど。そう考えると、僕の友人や福島にはなにもないと言って福島を離れた人達がふくしまの楽しさを知らないのは必然なのだと思う。だって、自分が住んでいる町がどんな町なのか知る機会も教えてくれる人もいないのだから。ちゃんと知れば、ちゃんと楽しいんだけどな。

僕にとってのふくしま

僕は、福島にしかないものがあるとか福島が特別であるとは思ってはいない。僕にとって、楽しいや面白いと思うことに必要なものは、同世代の仲間がいて憧れることができる大人がいて、遊ぶことができる場所があるということ。それがちゃんとふくしまにもある。夢や目標を持って刺激をくれる同世代、僕たちの夢や目標を一足先に届かせて希望をみせてくれる大人、遊び場や憩いの場となるカフェや居酒屋、心を豊かにしてくれる自然と景色。ふくしまには、ちゃんとある。

知らなかったということは、仕方がないこと
でも、これからも知ろうとしないということは勿体ないこと

僕たちが住んでいる町

僕は今、ふくしまという地と世代に恩恵を受けている。そのおかげで今の自分がある。だからこそ皆に知って欲しい、聞いて欲しい、見て欲しい。
僕は、僕にとってのふくしまが変わっていくように、あなたにとってのふくしまも変えていきたい。その為に提案していこうと思う。そうすれば、もっともっと楽しく、もっともっと面白くなる。

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